日本の金利環境 産業構造の変換が進み、少子高齢化などによって構造的なデフレが続いてきた日本では、 「お金の供給」はあれど、「お金の需要」は少なく、国の意向も「デフレ状態が終了し、景気が良くなるまで低金利を続けたい」 ということで、金利が「大きく」上昇する要因は見当たりません。基本的には実際に金利が上がってきたら考え始める、というのんびりしたスタンスでいいのではないかと思います。 2000年からの金利動向 ではここで、これまでの金利動向をチェックしてみましょう。住宅ローン金利と関係の深い、一般に「長期金利」と呼ばれる「10年もの国債」の、2000年からの金利の推移です。民間の住宅ローン金利は概ね、この長期金利に連動して決まります。 これまでずっと低金利を維持してきたことがよくわかります。特に2008年からの金利低下は見事です・・・。 ただグラフを見るとこれまで金利が低かった時期はいくつかあり