「天才は99パーセントの努力と1パーセントの才能」 「は?んなわけねえだろ」 ぼくはずーっとそう思っていた。 だって、同じ努力をしたって圧倒的に結果を出す人と出せない人がいるじゃん。ぼくなんかいつも後者だよ。 才能がたったの1パーセント?ふざけんな。 結果を出している人はみんな才能の塊だよ。 いくら練習しても上達しないのは才能がないだけだけ 「結果出している人はみんな才能がある人」 そう強く感じたのは高校の部活の時。ぼくは野球部に所属していて、練習量は部活内でも1、2位を争うほど誰にも負けなかった自信があった。 でも、ぼくはぜんぜん結果を出せなかった。 打ちたい!試合にでたい!と思いながらも、まったくダメだったし、試合すらあんまし出してもらえなかった。 だから、ひたすら練習した。全体練習が終わってからも残って練習した。試合が終わってからも。 だけどやっぱり結果は残せず、引退前の最後の大会は