政府は17日、新しい資本主義実現会議を官邸で開き、海外で人気のアニメやゲームなどコンテンツ産業の活性化に向けた論点案を示した。制作現場の賃金が抑えられてしまう取引慣行や労働環境の見直しが必要だとして、岸田文雄首相は「クリエーター個人の創造性が最大限発揮される環境を整備する必要がある」と述べ、実態調査に乗り出すと明らかにした。 今春にも改訂する成長戦略「新しい資本主義実行計画」に方向性を盛り込む。関係者によると会議では、クリエーターや制作会社を取り巻く多重下請け構造を是正し、制作現場に収益を十分還元すべきだといった声が上がったという。
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