「流し」の考察 日本人ほど「流す」事が好きな国民はあるまい。 何んでもかんでも「水に流して」しまう、この潔さが大和民族の身上だ。 万年水不足に喘ぐ「ゴビ砂漠」辺りの人達には、とても真似のできるものではない。 流すと言えば、先ず「川」を想像する諸兄も多いのではなかろうか? 年間降水量が多く、山岳地帯が平地の直ぐ側まで迫っている事で、日本の河川には、「短く」・「早く」・「数が多い」という特徴がある。 此処でうつむき気味に頬を染めた諸兄は、少々穿ちすぎである・・・猛省を促したい。(´Д`) 兎に角、日本人は古来より、川と共に生きて来たのである。 「奥入瀬川」青森の至宝である。十和田湖から流れ出る水は鮮烈この上ない。 ゆく河の流れは絶えずして、 しかももとの水にあらず よどみに浮かぶうたかたは かつ消えかつ結びて 久しくとどまりたるためしなし 鴨長明は晩年、京の洛外に一丈四方(方丈)の小庵をむすび
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