きっかけは西日本新聞 準々決勝が終わり、ベスト4が出揃った高校野球・夏の甲子園大会。そこでまたひとつの騒動が起きています。ベスト4に進出した熊本県代表・秀岳館高校の吹奏楽部が、九州のコンクールをキャンセルして甲子園での応援を優先したことが、強く問題視されたのです。 このニュースは8月18日に当事者への取材記事が複数発表され、さらなる混迷を見せつつあります。なぜなら、学校側と生徒側でこの件についての見解が少し異なるからです。 ここからは、3つの報道を比べてその違いを確認していきましょう。 ことの発端は、8月16日夜に配信された西日本新聞の記事でした。 部員たちは、この夏の吹奏楽コンテストの南九州大会出場をあきらめ、全国制覇を目指すナインとの夏を選んだ。[略] 南九州大会は8月11日。県予選を通過しても、甲子園の応援を優先すれば大会には出られない。コンテストか、甲子園か。7月下旬の職員会議は2