社会人を何年も経験してきてようやく自分のやりたいことが定まってきた感がある。四十にして惑わず、とはよく言ったものである。今でも戸惑うことはあるけれど。 Leaner Technologiesという会社に入って1年になる。ここ1年で、事業の軌道修正を行いながらプロダクトを開発し、今とても面白くてやりがいのあるフェーズに突入した。 セールスとCSが顧客の声をいい感じに伝えてくれるので、プロダクト側はつくればつくった分だけ顧客の価値になる。フェーズとしてもプロダクトが会社の利益になることを一番実感できるタイミングである。 そんなリーナーに入る前、入った後を軽く振り返っておきたい。 SIer時代とある企業のとあるサービスをマルチベンダーで開発する体制のとあるベンダーでエンジニアをしていた。 契約の壁に阻まれて、エンドユーザーが期待するものを現場の人間がつくれないことに違和感を覚える。違和感というよ