昨晩、仙台にいた。そう、あの3/11以降最大の余震に遭遇したのだ。 被災地の状況を理解し、仙台のIT企業や開発者の方達と接点を持ちたいと仙台入りしていた。日中の被災地訪問やIT企業、自治体などとの打ち合わせを終わらせ、仙台の開発者の方と食事をしていた。仙台駅前の居酒屋。 そろそろお開きにしようか。お店の人もラストオーダーですがと聞いている。いや、もういいです。締めてください。 伝票がテーブルにおかれる。締めの言葉を言おうかと考えているそのとき、地震はやってきた。 最初は「あ、地震だ」と思う程度だった。まだ、余震も頻発しているのだなと思う程度だった。だが、すぐに気づいた。これは大きい。隣にいた日本Androidの会の東北支部長も慌てている。地元の人間が焦るとは相当なことだ。 店の人が「テーブルの下に入ってください」と叫ぶ。今、考えると、良く冷静に指示が出せたものだと思う。テーブルの下に入るの
ピンチにひとつになれるのは素晴らしい。しかし天災と人災を一緒くたに論じたり、身の安全が脅かされているのに政府に情報公開を求めないのは不思議だ、理解しかねる。 大地震が起きても大きな混乱を見せない日本人を、海外メディアは「ミラクルだ」と賞賛した。しかし手放しで喜べない。彼らは同時に、政府に対してモノ言わぬ日本人を冷ややかな目で見てもいる。 なんて温かい人たち 「最初に取材に入ったのは福島県でした。郡山市内のホテルに宿泊しましたが、福島第一原発で多くの異常が発生していたため、そのホテルから退去しました。空港に行けば別のホテルを紹介してくれるだろうと、案内係の女性にホテルの情報を尋ねたのですが、どこも泊まれるところはないと言われました。 途方に暮れていると、その女性が『自分の家に泊まってもいい』と拙い英語で声をかけてくれるのです。彼女は夫と子供の3人暮らしで、英語は得意ではないとのことでパソコン
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