sivad氏の「証明問題とニセ科学 」というエントリーに語られている「反証可能性」という言葉の理解の間違いを批判しよう。この間違いによって、彼がいかに科学と論理について本質的な理解をしていないかが分かる。彼は、このエントリーで次のように語っている。 「ここで用いられているのは、まず与えられた命題を自明に真とし、そこにつながりそうな根拠?をかき集める・でっち上げるやり方です*3。自然科学にしろ社会科学にしろ、「科学」と名の付くフィールドではこれは最悪のやり方で、いわゆるニセ科学・トンデモ系の論者にしばしば見られるものです*4。科学においては、ある仮説が与えられた場合その「反証可能性」を検討し、その命題を反証できるような実験や調査を行います。その結果反証されなければ、その命題は一つ上の「確からしさ」を得るのです。ニセ科学論者の場合、これを「最初から間違いだと決め付ける行為」だとよくいいますが、