前回はSambaのWinbind 機構による認証統合の前段として、まずはSamba自身の認証をADに統合する方法を説明しました。今回は、PAM機構経由でSamba以外の各種プロダクトも含めた、本来の意味での認証統合を実施する方法について説明します。 pam_winbindモジュールのインストールと最低限の設定 pam_winbindモジュールを用いることで、ssh/telnet/ftpといったPAMに対応した一般的なプロダクトの認証や認可をWinbind機構が提供するWindowsドメインの認証情報を使って行うことが可能となり、Sambaサーバに対する認証が完全にWindowsドメインに統合されます。 CentOS 5.3の場合、pam_winbindモジュールは、samba-commonパッケージの中に含まれています。sambaパッケージをインストールしていればその過程でsamba-co
![最終回 SambaのWinbind機構による認証統合[2] | gihyo.jp](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/23a66be3679d15748624349c7cbdfce6ebffbae9/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fgihyo.jp%2Fassets%2Fimages%2FICON%2F2008%2F314_ad-samba.png)