EmacsとCommon Lispとの相性は抜群に良い. SLIMEというプラグインを使うと,Emacs上でCommon Lisp処理系を立ち上げて接続したり,既に起動している処理系に接続したりすることで,REPLや補完を動作させられる.このEmacsとCommon Lisp処理系との接続は,処理系上でSWANKサーバというのを起動することで取り持ってもらっている. ローカルで動作している処理系にSLIMEで接続することはよく行われるし,そのためのドキュメントも充実しているようだが,しかしdocker,とくに現代的なdocker-compose環境でCommon Lispプロダクトを開発する際に,Emacsを処理系に接続し効果的な開発を行う方法についてのドキュメントはあまりみあたらなかった. そこでこのエントリでは,docker-composeで起動した典型的なCommon Lispアプリ