日本オラクルとシティバンク銀行は6月に発表した 「Global Cash Management System」(GCMS)に関する協業を強化する方針だ。従来のソリューション提供、セミナー開催に加えて、営業資料やROI算定サービスなどを開発し、顧客への売り込みを支援する。オラクルでは100人以上のERP営業担当者がシティバンク銀行の営業担当者と共に顧客にアプローチするという。 GCMSとは世界各国に拠点、工場、取引先を持つグローバル企業の「資金の凸凹をならすこと」と日本オラクル 製品戦略統括本部 アプリケーションビジネス推進部 ディレクター 桜本利幸氏は語る。グローバル企業では仕入れや販売、取引先とのやりとりなどで多数の通貨を使うのが一般的。進出する国によって金利が異なったり、商慣習が異なるのが普通で、グループ内であっても拠点ごとに資金が過剰になったり、資金が不足する事態に陥ることがある。拠
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