八十歳で難関突破−。松江市玉湯町の主婦、青砥憲子さんが、合格率60%のパソコン検定三級に合格した。昨年五月から市内のパソコン教室「わかるとできる松江南校」に通い、猛勉強。主催者のパソコン検定協会によると、県内の合格者としては最高齢で、全国的にも珍しいという。 「機械が好き」という青砥さんは、十年前にパソコンを購入しメールやワードでの書類作りを楽しんでいた。イラストが苦手でも、マウスの操作ひとつで完成する「万能ぶり」に魅了された。 検定受検は「目標を持つため」と青砥さん。目指した三級は、企業に入って一−二年目相当の中級レベルで、タイピングやコンピューター知識、表計算やワープロの実技が求められた。 分厚い問題集と参考書を片手に、慣れないアルファベットの略語やカタカナ文字と格闘しながら勉強を重ね、初めての挑戦で見事合格した。 現在、同年代の友人三人にパソコンを教えているほか、兄(90)と