2014-08-04 オトコ女とオンナ男、あるいはマイノリティのガールズトーク 私の乳房は小さい。しかし、意外にも恋愛において乳房のサイズで不利になることは無かった、これまでにおいては。 うんと若い頃、時々、男友だちから乳房のサイズを揶揄されて「先天性疾患の後遺症よ」と返し、“ああ、しまった”という顔色を見て、私はなんて酷い人間なのだろうと思っていたけれど、それが本当に先天性疾患の後遺症らしいことを知ったのは数年前のことだ。 乳房は授乳のためのものであるけれど、セックスアピールにも繋がるものである。 中学時代、友人と比べなかなか成長しない乳房のために、自分は“女”として劣っているのだと思うようになった。高校時代、幸い勉強が出来たので、私は“男”の選びがちなレールの上を生きることでコンプレックスを解消する手段を得られた。 10代から20代前半の頃、両親は私に肌の露出が多い服装をすることや化粧