フサイチコンコルド天国へ 96年ダービー馬、21歳/おいらせ・大田ファーム デーリー東北新聞社 9月10日(水)11時9分配信 1996年の東京優駿(日本ダービー)で優勝し、引退後においらせ町の太田ファームで余生を過ごしていた名馬「フサイチコンコルド」が死んだことが9日、ファームへの取材で分かった。牧場主の太田雅史さん(48)は「頭がとてもいい馬だった。亡くなって非常に残念」と惜しんだ。 ファームによると、フサイチコンコルドは6日に放牧した際に転倒し、左後脚を骨折。自力で起き上がれなくなり、8日午後5時ごろに息を引き取った。馬齢は21歳で、人間であれば約80歳に当たるという。 現役時代はデビュー3戦目で日本ダービーを制し、一躍有名馬となった。しかし、生まれつき体が弱かったこともあり、97年に引退した。生涯成績は5戦3勝。 引退後は種馬として活躍し、2011年から太田さんの所有馬に。生