内田監督としては謝罪だけでなく辞任を表明し、騒動に区切りをつけたかったのだろうが、結果はその思惑とは反対に向かっている。謝罪会見としては失敗である。その理由は、内田監督の「自分ファースト」の姿勢が見え隠れしたからだろう。 ピンクのネクタイが、最もそれを物語っている。内田監督がピンクを選んでしまった心理を推測すると、おそらく日大がスポーツ競技で使用している色だからだろう。日大のスクールカラーは「緋」色だが、箱根駅伝に初参加した際、赤を使用する他大学と混同しないため、ピンクを使用したのが始まりとされている。内田監督も公式行事の際などで、このピンクをネクタイの色に使っているようだ。だから日大アメフト部監督という立場として、無意識のうちにかもしれないが、ピンクのネクタイを締めたのだろう。 部のスローガンは「剛毅果断」(日本大学アメリカンフットボール部PHOENIX公式サイトより) 誰一人としておか
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