開発したシンプルキャパとソーラーパネルをセットにした街灯システム「くえびこ」の前に立つ開発者の松江工業高等専門学校教授の福間真澄さん(右)と共同研究者の同校名誉教授の高橋信雄さん(中)、デザイナーで広報宣伝を担当している影山邦人さん。「木炭EDLCはほとんどが炭なので捨てても安心。究極に近い自然エネルギーと言える」と福間さん。開発には8年を要した 自然エネルギーへのシフトが進むなか、蓄電池への関心が高まっている。 不安定な自然エネルギーを利用するには、蓄電池とのセット利用が有効だ。国も高性能な蓄電池の開発を成長戦略の1つとして掲げている。 じわじわと注目を集めているのが、炭を使った蓄電池「炭EDLC」だ。急速充電が可能で、ひとたび導入すると物質的破損がない限り半永久的に使えて発火の心配がない。 こうしたなか、より低コストで安全な炭EDLCが島根県で誕生した。炭EDLC普及の起爆剤となるか…