妻の不倫を疑って不正に車のナンバーを照会し、得た情報を探偵に漏らしたとして、兵庫県警が淡路地域の警察署の交通部門に勤める40代男性警部を、警務部長注意処分にしていたことが30日、神戸新聞社の情報公開請求で分かった。処分は5月6日付。 県警によると、男性警部は昨年10月、不倫を疑って妻を尾行。妻が車の中で男性と密会しているのを見つけた。警部がこの車のナンバーを警察署内の端末で照会したところ、車の所有者が同じ兵庫県警に所属する男性警部補だったことが分かった。 警部は、より確かな証拠をつかもうと信用調査会社に調査を依頼。その際、端末で入手した男性警部補の住所や氏名などを伝えたという。 警部の妻は県警に勤める巡査長で、県警は4月下旬、不倫相手の男性警部補とともに警務部長注意にしている。男性警部補も既婚者だったという。