1月15日、長野県軽井沢町のバイパスで、スキー客を乗せたバスが3メートル下に転落。14名が死亡、27名が重軽傷を負った。 亡くなった14名のうち、乗員2名を除く12名が19歳から22歳の大学生。死亡した運転手は65歳と高齢だったものの、健康診断を受けていなかったなどのずさんな管理や過労運転が問題視された。また、バスを運行した会社「イーエスピー」は、基準額を下回る金額で契約していたこともわかり、国交省をして「ここまでひどい例はない」と言わしめたほどだ。 ひどい事故だと思う。あまりにも痛ましい。亡くなった人たちの無念を思うと、言葉が出てこない。だけど、と思う。これはただの「不運な事故」で済ませていい問題ではない。この背景にあるのは、「規制緩和」の問題である。