LED(発光ダイオード)を使う新しい通信手段として注目される「可視光通信」がいよいよ実用化の局面に入る。 沖縄のベンチャー企業が9月から世界初と見られる屋外での実証試験を始め、高速通信技術の確立に乗り出す。日本発の新しい技術が誕生すれば、通信インフラに乏しいアフリカやアジアの新興国を攻める糸口になりそうだ。 通信は光の点滅を利用する 可視光通信とは、赤外線と紫外線の間にある領域の「目に見える光」を通信手段に利用する手法をいう。 LEDの光は、人間には分からないほど超高速で点滅を繰り返す。送受信の装置を使いながら、光が点滅する速さを調整することで、信号化したデータを通信としてやり取りする。 まだ可視光通信の言葉が聞き慣れないのは、開発が始まってから約10年しか経っていないためだ。屋内の施設や水中では一部で普及しているが、本丸は屋外での実用化である。 情報通信の世界ではスマートフォン(高機能携
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