【AFP=時事】病気で死んだ息子が残してくれた写真を取り出せるよう、「iPhone(アイフォーン)」のロックを解除してほしい――悲しみに暮れるイタリア人男性が、米アップル(Apple)のティム・クック(Tim Cook)最高経営責任者(CEO)に電子メールを送り、英断を求めている。 【関連写真 3枚】愛用のiPhoneでセルフィーを撮るダマくん この男性は、イタリア中部ペルージャ(Perugia)近郊に住む建築士のレオナルド・ファブレッティ(Leonardo Fabbretti)さん。2007年にエチオピア出身の少年ダマ(Dama)くんを養子にしたが、ダマくんは2013年にスキーでけがをした際に骨肉腫が見つかり、幾つもの手術や抗がん剤治療のかいもなく昨年9月に13歳で亡くなった。 「息子の思い出に私が触れることを阻まないでください」。ダマくんが使っていた「iPhone 6」のロック解除