日本維新の会代表の松井一郎・大阪府知事は5日、自身のツイッターに民進党の江田憲司代表代行への批判として「可哀想に、この人痴呆(ちほう)症の症状が見受けられます」と書き込んだ。松井氏は6日、府庁で記者団に「認知症の患者や家族のみなさまを侮蔑する意図は全くなかった。表現が不適切だった」として謝罪の言葉を述べ、ツイートを削除した。 松井氏は5日、旧維新の党で代表を務めた江田氏が同日の記者会見で、日本維新の会について「是々非々なんて言わずに、我々は安倍政権と協力していくと言えばいい」と述べたことを受け、「痴呆症」の言葉を使って批判。「(江田氏は)民主党とは絶対に政策が合わないとも仰(おっしゃ)っていた事も忘れておられるようです」とつづった。 「痴呆症」は、厚生労働省が2004年に「侮蔑的な表現」などとして「認知症」と表現を改めている。