神戸市須磨区の住宅街で小学生5人が相次いで襲われ、うち2人が殺された1997年の連続児童殺傷事件から14年になる。同年5月24日に小学6年生の土師(はせ)淳君(当時11)を亡くした父親の守さん(55)が20日、弁護士を通じて朝日新聞社などに手記を寄せた。事件当時14歳だった加害男性(28)から今年も手紙が届いたことに触れ、「この1年の間に、良い意味で彼自身が大きな変化をしたことをうかがわせる」と感想をつづった。 全文は次の通り。 今年も5月24日がやってきました。子供が亡くなってから14年が過ぎました。どれほどの年月が経とうとも、子供への想(おも)いは変わることはありませんし、悲しみもなくなるものではないと思います。 弁護士を通じて、5月12日に前年と同様に加害男性からの手紙を受け取りました。手紙の内容については公開することができませんが、この1年の間に、良い意味で彼自身がかなり大き