自民党各派閥は次期衆院選をにらみ、選挙準備を加速させている。竹下派は7日、東京都内の派閥事務所に選挙基盤の弱い若手や中堅議員を呼び出し、議席死守に向けた選挙運動の在り方を指南した。各派事務総長は党本部で会談し、不調に終わった都議選の結果を踏まえ、結束を再確認した。岸田派と石破派は8日に都内で政治資金パーティーを開催する。 竹下派は5、7日の計2回にわたり、会長代行の茂木敏充外相と事務総長の山口泰明選対委員長らが10人以上の若手・中堅と個別に面談。過去の得票数の推移を示しながら、団体票の掘り起こしや支持者への訴え方について細かくアドバイスした。