これは新世代の紙と言われる、LIMEX。 ポールペンのインクの乗りもいい、レーザープリンターでも印刷できる。従来の紙と同様に、用途は本やノート、名刺など。タフな性質から、野外用のポスターやパンフレットにも使える。将来的には、簡易的な傘としても活用できるそうだ。 耐水性も耐破損性に優れるLIMEXだが、「次世代の紙」と言われる理由は他にある。キーポイントは、日本国内でも自給率100%の石灰石を素材としたストーンペーパーである点だ。石灰石は世界各地の埋蔵量も豊富で、リサイクルの効率が高いのも特徴という。 通常、普通紙を1トン作るのに使用する樹木はおよそ20本、そして約100トンの水が必要。これに対してLIMEXは、石灰石が0.8トン、ポリエチレンが0.2トンで、1トンのLIMEXの紙を作ることができる。パルプ(樹木)を使わないことから、水も使わない。プラスチック商材の代替にもなるという「次世代