コロンビアは19世紀に僅か12年間ではあるが、シモン・ボリバルの提唱によって現在のベネズエラ、エクアドル、パナマを含む「大コロンビア」と呼ばれたコロンビア共和国として存在した歴史をもつ国である。 現在のコロンビアは南米でNo.2のコーヒー生産国で、その輸出の64%は米国、日本、ドイツ向けである。またエメラルドは世界でNo.1の産出国でもある。そして政治は安定しており、ここ3年間のGDPは年率成長4.9%である。 【安倍首相の訪問目的への疑問があった 】 安倍首相のコロンビア訪問前は、同国のエル・ティエンポ紙の記事のタイトルにあるように「日本の首相、安倍晋三は何を求めてコロンビアを訪問するのか?」という疑問があり、安倍首相の訪問目的が明確には見えていなかったようである。 同紙は、安倍首相が中南米の歴訪でコロンビアかペルーのどちらを選ぶか疑問をもっていた、とし、コロンビアを選んだのは現在進めて