第二次世界大戦下、ナチスドイツに占領されたフランス国内で、ヴィシー政権(ナチスによるフランス傀儡政権)により多数のユダヤ人が一斉検挙される事件がありました。 ヴェル=ディヴ事件と呼ばれるこの出来事を扱ったフランス映画をご紹介します。 あらすじ ヴェル=ディヴ事件について ジュリアの視点 おわりに あらすじ 2009年のパリ。 アメリカ人ジャーナリストのジュリアは、ヴェル=ディヴ事件の取材をしていたところ、現場付近に住んでいた人物から、ユダヤ人一斉検挙の惨状について衝撃的な証言を聞かされる。 更に、娘やフランス人の夫と住もうとしていた家が、事件時に検挙されたユダヤ人から没収された家であることが判明する。 ジュリアはかつてその家に住んでいたユダヤ人について真実を突きとめようと動き出すも、夫たちはあまり良い顔をしない。 また、第2子を授かったことについても、夫は出産と子育てに否定的だった。 19