チュニジア、エジプトの次の政変を示唆するボードを持つ男性=バーレーン・マナマで2011年2月20日午前10時半、鵜塚健撮影 【マナマ鵜塚健】大規模なデモが続くペルシャ湾の小国バーレーン。軍が撤収した首都マナマの「真珠広場」は再び反政府を訴える住民に占拠された。参加者のほとんどはイスラム教シーア派住民。熱気はエジプト・タハリール広場と同じだが、真珠広場の特徴は、同スンニ派住民との理不尽な格差への不満が充満していることだ。 豪華なヨットハーバーが近く、カモメが舞う真珠広場。真珠の養殖が盛んなことから名付けられた。周辺には50階近いリゾートマンションやショッピングセンターもあるが、集まった人たちは、そうした世界とは縁が薄い。リゾートや高価な買い物は主にスンニ派住民のものなのだ。 同広場には泊まり込んだ人々に加え20日午前、市民数千人が続々と集まり、「政権の崩壊を」と繰り返した。 同国はイスラム教