刀鍛冶/吉原義人(よしはら・よしんど) 1943年2月21日生まれ(64歳) 東京都出身 1965年、22歳の時に最年少で文化庁認定の刀匠となる。1972年、備前伝の最も困難なテーマとされる「映りを鮮やかに再現し、日本刀備前伝ブームの先駆けとなった。以後、新作名刀展にて10年間入選し続け、1982年、39歳にして刀匠の最高位である「無鑑査」となった。特賞の最高賞が設置された1973年に初代高松宮賞を受賞。若くしてベテラン刀匠と肩を並べ、若き刀鍛冶として脚光を浴びた。日本の刀匠で唯一人、メトロポリタン美術館、ボストン美術館に短刀が買い上げられている。現在、世界各国の美術館から作刀のデモンストレーションの要請を受け、国際的な活躍をみせている。また、アメリカに鍛錬所を3カ所構えるなど刀剣文化の普及にも尽力している。2004年、東京都指定無形文化財保持者に認定された。 凛として澄み切った、氷の