音楽ファンに衝撃をもたらした「ギブソン経営破綻か」というニュースをめぐって、朝日新聞の「耕論」というページに3人の識者による見解が取り上げられたのは、2018年5月15日のことだった。 高級エレキギターで知られる米ギブソンが経営破綻した。若者のロック離れが言われるなか、エレキが音楽シーンにおいて「永遠の詩」だった時代は終わるのか。 そのなかで「楽譜には書けぬ情動がある」という見出しで、椎名林檎の発言をまとめた記事が、エレキギターの本質のみならず、ロックもしくは音楽の本質までもわかりやすく伝えていた。 椎名林檎は、幼いころから「型」が決まっているピアノやクラシックバレエを習っていたので、「型」を学べば学ぶほど、「型破り」の尊さや難しさを思い知ったという。 だから「型」になる以前の「初期衝動」を、エレキギターが具体的な音として鳴らすことができる点において、時代が移り変わっても廃れないと述べてい

