明治大には世界最大級のマンガやアニメ、ゲームの研究拠点を作る構想がある。計画したのはもう十年以上も前。しばらく大きな進展はなかったが、最近、歯車が動いた。都内二カ所に分かれていた大学運営のマンガの図書館を千代田区の駿河台キャンパスに集約。資料数は計四十一万と日本一の規模に。さっそく調べ物や、貴重な雑誌を求めて愛好家が訪れている。 週刊少年ジャンプ、サンデー、なかよし…。多くの少年少女が手にしたであろう有名雑誌が並ぶ。同キャンパスにある「米沢嘉博記念図書館」はバックナンバーなど十四万点を収める。そこに、二十七万点の資料を持つ「現代マンガ図書館」も新宿から移ってきた。蔵書の厚みはぐんと増した。