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2013年10月9日のブックマーク (1件)

  • 『フラクタリスト ―マンデルブロ自伝―』 "ラフネス"と共に - HONZ

    部分と全体の相似が特徴的なロマネスコ。「フラクタル」と呼ばれるこのような繰り返し形状は、シダや雲、海岸線、北斎の浮世絵、銀河の密度、さらには金融市場の価格変動等にも見られる。これらを対象とする数学を見出したのが、著者のベノワ・マンデルブロだ。「フラクタル次元」という「ラフさ」を表す数値は、次元であるが、整数ではない値になり得る。例えば、下記の繰り返し手順で作られる「コッホ雪片」のフラクタル次元は、1.26186…となる。 今ではかなり一般的になった「フラクタル」という単語自体も、著者が1975年に考えたものだ。息子のラテン語辞典を引きながら、「割れた」「砕けた」という意味の「fructas」を参考にした。”ラフネス”を測りたいという昔からの志に、名前がついた瞬間である。 ポーランドで過ごした少年時代は動乱の時代だった。時は第2次大戦の直前、ユダヤ系のマンデルブロ家は、「生き延びた」という表

    『フラクタリスト ―マンデルブロ自伝―』 "ラフネス"と共に - HONZ
    mather314
    mather314 2013/10/09