手足の先だけ靴下をはいたように白くなっている猫は、「靴下猫」、「足袋猫」、「ソックス」などと呼ばれている(以下、靴下猫と呼びます)。中には“片方どこかに落としてきた”ような子や、まるで“脱ぎかけ”や“穴あき”っぽくなっている子もいたりして、なんとも可愛らしい。 私は道端に猫がいると、すぐに「あっ猫だ!」と反応する猫センサーの持ち主なので、日々、結構な数の猫たちに遭遇しているが、“白い靴下”をはいた猫は多いのに、その逆の“黒い靴下”をはいた猫には会ったことがない。白い体に、黒やトラ柄の“しっぽカバー”をしている猫には、時々出会うのだけれど。 黒い靴下をはいた猫というのは存在しないのだろうか? お世話になっている動物病院で聞いてみたところ、「他が白いのに足先だけ黒っていう子はいないです。シャムネコやヒマラヤンなんかは、口元と耳、しっぽと手足に色がついているのが特徴だから、黒靴下と言えなくもない