チェルノブイリ事故の収束・清掃作業員のウクライナ側の調査が米大の協力で継続して行われています。以前から白血病のリスク上昇は指摘されていましたが、最新の論文 ( http://ehp.niehs.nih.gov/2012/11/1204996/ ) では、この調査では初めて白血病の被曝に伴うリスク上昇が有意となったようです。 また、慢性白血病のリスク上昇が見られたことも注目されています。 しかし、疫学的調査としての不備もあるので研究自体の信頼度は弱く、低線量といっても平均の被曝は76.4mGyと高めです。 新聞のタイトルから、あたかも東電事故でおこった関東東北の空間線量レベルでリスクの上昇が起こると勘違いしている方も多いようなのでまとめました。
![「低線量被曝でも白血病」の報道の元の調査研究について](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/2a7b515f37491280991cf2f2e919bc1a75c71966/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fs.togetter.com%2Fogp2%2F89b34f5263b16d84b83c90a9b20feee7-1200x630.png)