――今回の番組で“最も伝えたかったこと”は何でしょうか。 佐渡島 僕は、今の出版社の状態を、批判しようとは思っていません。「こういうところに問題がある」と言うと、批判だととられてしまいがちなんですけれど、そうではなくて、僕も答えがわからなくて、答えを探すためにがむしゃらになれる場所が欲しいと思って、ベンチャーをやり始めたという感じなんです。そこがよく誤解されるので、誤解を受けないように喋りたいですし、制作者には誤解を生まないよう編集作業をしてほしいと思っています。 ――今回の番組で“興味を持った、あるいは、印象に残った発言や話題”はありましたか。 佐渡島 丹所さんが、「東京ではなく、京都にいたから気付いたことがある」と言っていたのは、その通りだなと思いますね。やはりベンチャー企業だと、自動的にお金が入ってくる仕組みがないので、止まったら倒れちゃうということもあり、だから僕は日々、慌ただ