【七飯、北斗】渡島管内七飯町の山林で行方不明になった北斗市の田野岡大和君は、明るく活発な性格でクラスメートから慕われ、近所で父親や姉と遊ぶ姿が見られるなど家族の仲の良さも評判だった。「一体どこに」。近所の住民や学校関係者らの間に不安と焦りが広がった。 田野岡君が通う北斗市浜分小は30日午前、緊急の全校集会を開いた。工藤達也校長が行方不明となった経緯などを伝え、「一刻も早く無事に見つかることを祈りましょう」と呼び掛けた。児童らは真剣な表情で聞き、動揺した様子はなかったという。 工藤校長は集会後、報道陣の取材に応じ、田野岡君について「いつも笑顔で人なつっこい子。友人関係も良好だった」と話した。学校では、父親と北海道日本ハムファイターズの試合を観戦した話を日記に書いてうれしそうに発表したこともあり、「大変仲の良い家族だと思った」という。 田野岡君は両親、姉と4人暮らし。父親とキャッチボール