■米国当局が米ドル安の進行を意図的に作り出している!? 山雨欲来風満楼 (山雨来たらんと欲して風楼に満つ)。 張り詰めた緊張の中、為替市場は、ひたすら米ドル全面安の方向へと走っている。 その緊張をもたらしているのは、「『通貨全面戦争』の源は米国の米ドル安志向ではないか!」といった疑心暗鬼であり、米FRB(連邦準備制度理事会)の追加の量的緩和に対する恐怖であろう。 何しろ、米ドルは基軸通貨だ。それだけに、米国当局が米ドル安の進行を意図的に作り出しているのであれば、とてつもない「破壊力」を持つ。 実際、筆者の想定とは裏腹にドルインデックスの下げは止まらず、9月30日(木)には一時78.41まで下落し、年初来安値に迫っている。 ■諸問題を抱えているユーロが、なぜ上昇するのか? また、ユーロ/米ドルの上昇がとても目立つ。1.3700ドルに迫るほどで、ユーロ/米ドルの切り返しは、スピード・値幅ともに
先週、6年半ぶりに行われた日本政府・日銀による円売り介入で、「円高・米ドル安」が一息ついた形になっています。 しかし、この介入による円高阻止の効果は、よくてもせいぜい1カ月程度かもしれません。 ■「スーパー介入」の有効期限はどのぐらいか? 9月15日(水)に行われた「円売り・米ドル買い」介入は、報道によると、2兆円弱にも達したと見られています。そうであれば、1日の為替介入額としては、史上第2位の記録になりそうです。 (リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:世界の通貨 vs 円 日足) 下の表は、財務省の資料をもとに、1営業日当たりの為替介入額上位をまとめたものです。 それによると、史上最大の為替介入は1998年4月10日に行われた「円買い・米ドル売り」で、なんと2兆6000億円にも達していました。これに続くのが2004年1月9日に行われた「円売り・米ドル買い」介入で、1兆
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