いわゆるベンダー系IT資格については、今回の「IT関連資格の有効性に関するアンケート調査」では、営業効果の面でデータベース(DB)系とネットワーク系IT資格が躍進した(図3)。例えば「ORACLE MASTER Platinum(データベース管理)」は、営業効果DIが前回調査から9ポイント増加。ネットワーク系では「シスコ認定エキスパート」が前回比11ポイント増と急浮上している(表1)。 DB系IT資格では、公的IT資格の「情報処理技術者試験テクニカルエンジニア(データベース)」も6ポイント増やしている。これは、IT投資が上向いたことによる案件の増加に伴った動きと考えられる。DBは、あらゆる基幹システムに欠かせない基盤ソフトのため、大型案件が増えれば関連技術者の需要も高まるからだ。 一方、ネットワーク系IT資格が躍進した背景には、企業内のネットワークインフラのIP統合が進展している影響があり
![第3回:営業効果があるベンダー資格](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/bed39b5962a5d552c95b6d796db8f55e72d32943/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fxtech.nikkei.com%2Fimages%2Fn%2Fxtech%2F2020%2Fogp_nikkeixtech_hexagon.jpg%3F20220512)