現在の日本の男女比はおよそ49:51。140年前の明治6年はその逆で、年々と男性が少なくなっている。 【二の腕の赤いプツプツは遺伝のせい?】 これは日本に限らず染色体の衰退が原因で、600万年後には男性がいなくなる可能性が高い。やがて恋愛がなくなるどころか、種の存続の危機が訪れるかもしれないのだ。 ■600万年後の消滅系男子? 性染色体とは性別を決める染色体で、2つのペアから成り立ち、両親から1つずつ受け取る仕組みになっている。この染色体にはXとYの2種類があり、XXなら女性、XYは男性と、組み合わせによって性別が決まるのだ。 XとYにはもともとは同じ数の遺伝子があり、大きさも同じだったのだが、Xは1,098個の遺伝子を持っているのに対し、Yの遺伝子はだんだんと減り、現在はたったの78個しかない。 中身である遺伝子が14分の1程度にまで減ったのに合わせ、Yは大きさも圧倒的に小さくなってしま