第1回:今後は携帯電話のフィッシングサイト対策が急務 株式会社ミクシィ コーポレートデザイン室 情報セキュリティグループ マネージャ CISSP 軍司祐介氏 複雑化、巧妙化するフィッシングサイト。企業やプロバイダは日ごろどのような対策を講じているのだろうか。その取り組みや現状について、企業のセキュリティ担当者、専門家へのインタビューで綴るコーナー。第1回は、国内SNSの最大手、mixiを運営するミクシィのセキュリティ担当者に聞いた。 ――インタビューのご協力ありがとうございます。まず、SNS(ソーシャルネットワークサービス)としてどのようなフィッシング被害があるのですか、現在の状況など教えていただけますか。 軍司氏:mixi運営事務局からのメールを装い、個人情報を入力させるフィッシングサイトの被害があります。また、業者がなんらかの方法でアカウントを取得し、「あしあと」機能やメッセー