2007年11月に突如姿を現した米グーグルの携帯電話開発プラットフォーム「Android」。メーカーが無償で使えること,ソフトウエア追加/変更が自由であることに注目が集まった。しかし,グーグルの目的はそこにはない。「携帯電話の世界に,インターネット並みの革新のペースを持ち込むこと」──。米グーグルでAndroid開発の指揮を執るアンディ・ルービン氏は,Androidの真の狙いをこう語る。 両者のギャップを埋めるのが「マッシュアップ」だ。インターネットでは,各社が公開するWeb APIを組み合わせて新たなサービスを創り出すマッシュアップにより,日々新しいサービスが生まれている。例えば,グーグルが提供する「Googleマップ」を活用したマッシュアップ・サービスをインターネット上で探してみよう。会社紹介のページに用意された案内地図,世界の森林破壊の様子を見せるサイト,観光名所を案内するガイドマッ
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