覚せい剤取締法違反(所持、使用)の罪で札幌中央署薬物銃器対策課の元巡査部長、無職成田順(おさむ)被告(46)=札幌市豊平区、懲戒免職=が起訴された事件で、成田被告がインターネット掲示板を通じて覚醒剤を複数人に販売していたことが9日、捜査関係者などへの取材で分かった。同日には成田被告から覚醒剤を購入し、同法違反(所持、使用)の罪に問われた元風俗店従業員の女(23)の初公判が札幌地裁(坂田正史裁判官)であり、女は「成田被告は『俺は警察官だから捕まらない』と話していた」と述べた。 捜査関係者などによると、女は昨年7月、インターネット掲示板で、覚醒剤を販売する内容の書き込みを見つけて成田被告に連絡し、覚醒剤を購入。成田被告は同様の手口で少なくとも別の1人にも販売した。入手した覚醒剤が体に合わず、覚醒剤を買い直すための資金にしていたという。 女は成田被告と共謀して昨年10月、同市東区の乗用車内で覚醒