Netflixで独占配信されているアルフォンソ・キュアロン監督の新作『ROMA/ローマ』。動画配信サービスとして史上初、ゴールデン・グローブ賞でW受賞(外国語映画賞と監督賞)する快挙を成し遂げ大変な話題を呼んでいます。 映画の舞台は監督の故郷メキシコシティのローマ地区(Colonia Roma)。街のセントロから南西の郊外にある地区で、(劇中に描かれている建物と同じかは定かではありませんが)映画館やカジノなどの娯楽施設もあります。この地区で暮らすクリオーリョの家族(中産階級)に雇われている、家政婦クレオの人生にスポットライトを当てた物語。主人公クレオと雇われているもう1人の家政婦は先住民系の女性で、彼女たちの間ではその言語(ミシュテカ語)で日常会話を交わす場面も出てきます。監督にとって本作は生まれ育った故郷を追憶する自叙伝作品で、クレオのモデルとなったのも彼が少年時代にお世話になった、メキ
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