すでに日銀は買い入れ対象となるETFの7割を保有していますから、市場で買い付けるにしても限界があります。 誰かが日銀様お買い上げ用にETFを組成する必要があります。 昨年までのように先物が割高な状態なら、証券会社は毎日少しずつ TOPIXの現物買い TOPIXの先物売り 日経225の現物買い 日経225の先物売り で裁定残を積み上げて、それを運用会社に持ち込んでETFの買い先物のヘッジ売りに交換して、日銀からの指名に対応すればよかったわけです。 ところが、先物の買い手が激減している現在、なかなか裁定残は組めません。 ということで裁定残をETFと交換する形で在庫を用意することができなくなりました。 したがって、日銀の買いに対応する証券会社はETFをやりくりするのにてんてこまいです。 ここに買い入れ額倍増が出てきたわけですから、現場は悲鳴を上げていますが、箝口令がしかれているのかその悲鳴は表面
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