今回はブレイクとして 最近読んだオススメ本を紹介したいと思います。 エルサレムの章でも書きましたが、 聖母マリアにより「看護が母性から一部解離した」以後、 1800年代後半のナイチンゲール登場まで 「看護の概念」が世間に示されることはありません。 約1800年の空白が、ここにあります。 そして、ナイチンゲールが、 まだ看護は母性の一部として扱われますが、 「看護を専門的な概念」として 初めて世の中に文章として提示したことで 現代の意味での「看護」が確立されます。 まだナイチンゲールが死んでから100年であり、 いかに看護の概念が若いかが理解できると思います。 そんなナイチンゲールの一生は あまり知られていませんが、 言葉で言い表しにくい「激しさ」に満ちあふれています。 個人的な思い出としては、 中東の紛争地で任務に就いているイギリス人衛生兵が 「ナイチンゲールが軍事医療を確立したんだぜ。」