7月から中央アルプスの駒ヶ根高原で行方不明となっている50代女性は、結局いまだに発見されていない。 観光地のど真ん中で、近所にはホテルやレストランなどもあって、車や人の往来のあるその道路からいきなり行方不明となった。 オイラの仕事場からは、400mくらいしか離れていない場所。 行方不明直後から数日間、かなり大がかりな捜索がされていた。 周辺道路などには50m置きくらいに消防団などが張り付き、くまなく探しているようすがみられた。 県警のヘリコプターもやってきて、空からの捜索も行われていた。 真夏なので、草木も生い茂り見通しはきわめて悪い。 しかし、不明者の手がかりはまったくつかめなかった。 そんな様子をみてオイラは、絶望的だろうな、と思っていた。 「視認」に頼る探索法というよりも、すでに亡くなっている可能性があり、臭いによる「嗅覚」で探すことの大切さを感じたものだが、若い消防団員にそのような