屋外プールが特徴的、ウミガメやペンギンの他、近海の大型魚や、コイやフナ、アオウオなど、日本の淡水の大型魚が飼育されている。 かなりレトロな水族館だが、展示の内容は豊富で分かりやすい。古い汽車窓水槽と呼ばれる設備に、何が展示してあって何を観ればいいのか、展示意図がはっきりと分かってワクワクする。 大きな特徴は、展示生物の9割が日本の生物であること。普段名前を耳にしたり、釣ったり食べたりするような生物が多い。兵庫県産のカエルや水生昆虫もたくさん含まれる。シートンもファーブルも最初の興味は身近な生物から始まった。そして身近な生物たちを観るのは、実はとても楽しいしいことだと、この水族館は教えてくれる。 展示への工夫と努力も大きな特徴だ。透明な貝殻を背負ったヤドカリや、スタッフ手作りの解説など、とても分かりやすい。期間限定の特集展示もたいへん多く、次々に新しいテーマによる展示換えが行われている。