以前に「江戸時代に戻れば論」に反論する記事をライブしたことがあったけれど、今回はそれの類型で「経済成長を目指さなくてもいい」論について。 いずれも反原発論とリンクしている昨今ではあるものの、「経済成長を目指さなくてもいい」論については、反原発がワーワーいわれるようになる前から存在しているように思う。 そもそも、「経済成長を目指さなくてもいい」なんていっていられるのは、すでに日本の経済が十分に成長して、誰も彼もが満ち足りた状態になっている、という前提があるのだろうか。すでに満ち足りているから「もういいや」となるのであれば、まだ分からないでもない。 ところが妙なもので、その一方では「格差を解消しろ」とか「雇用を確保しろ」とかいう主張も声高に語られている。それって「経済成長を目指さなくてもいい」とは矛盾があるように思える。 それに、よしんば本当に満ち足りているのだとしても。自分とこが安定して水平