忙中閑の一瞬の休みにふとページを開いてみたのがきっかけで、久しぶりにシャーロック・ホームズ物語を何編か読み返すことになった。今は「バスカヴィルの家の犬」のクライマックスだ(笑)。 ホームズ譚は何年かに一度は読み返したくなる不思議な本で、最初に買った創元推理文庫版が今も書架に並んでいるし、iPadの中にも全巻が電子書籍で揃っている。ついでにジェレミー・ブレッドがホームズ役のグラナダTV版のDVDもCD棚に全巻並んでいるという具合だ。 ホームズは言うまでもなくコナン・ドイルが創造した探偵小説の主人公。 1887年に「緋色の研究」で世に出て、1891年にイギリスの月刊誌「ストランドマガジン」で短編として連載されるやいなや爆発的なヒットとなった。現在に至るまで人気は衰えを知らず、「聖書に次いで世界中で読まれている本」などと言う人もいる。 彼が相棒ワトソン博士と住んでいたというロンドンの「ベーカー街
![創造の軽さと重さ - 月刊クラシック音楽探偵事務所](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/1130cee8e419a582eff1d8fbf325d872d4788a56/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Fyoshim.cocolog-nifty.com%2Foffice%2Fimages%2F2011%2F11%2F09%2Fscarlet.jpg)