次の拙文を出版元の了承を得てアップいたします。 「キャラバンサライ(第144回)ガザとミシガン」、 『まなぶ』(2023年12月号)38~39ページ ------------------------------ ガザ情勢の展開が、アメリカのジョー・バイデン大統領の再選を危うくしている。 10月7日に起きたハマスと呼ばれるイスラム勢力によるイスラエルへの攻撃以来、世界の目がハマスの支配するパレスチナのガザ地区に集まっている。イスラエルは、この地域への激しい攻撃を行っている。この一連の展開において、バイデン大統領は事件発生直後から終始一貫してイスラエルに寄り添う立場を鮮明にしてきた。バイデン政権のイスラエル寄りの姿勢は、ある意味では当然だろう。 バイデンという人物は、半世紀にわたる政治家生活において、一貫してイスラエル支持を表明してきた。バイデンが、よく使う言葉を紹介しよう。それは、「私の父が
![『ガザとミシガン』](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/a7c4105032ce54f441daed2f9ff2f63652efc17c/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fstat.ameba.jp%2Fuser_images%2F20221117%2F18%2Ft-kazuo%2F3f%2F81%2Fj%2Fo1280085415204292283.jpg)