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ブックマーク / ameblo.jp/t-kazuo (6)

  • 『ガザとミシガン』

    次の拙文を出版元の了承を得てアップいたします。 「キャラバンサライ(第144回)ガザとミシガン」、 『まなぶ』(2023年12月号)38~39ページ ------------------------------ ガザ情勢の展開が、アメリカのジョー・バイデン大統領の再選を危うくしている。 10月7日に起きたハマスと呼ばれるイスラム勢力によるイスラエルへの攻撃以来、世界の目がハマスの支配するパレスチナのガザ地区に集まっている。イスラエルは、この地域への激しい攻撃を行っている。この一連の展開において、バイデン大統領は事件発生直後から終始一貫してイスラエルに寄り添う立場を鮮明にしてきた。バイデン政権のイスラエル寄りの姿勢は、ある意味では当然だろう。 バイデンという人物は、半世紀にわたる政治家生活において、一貫してイスラエル支持を表明してきた。バイデンが、よく使う言葉を紹介しよう。それは、「私の父が

    『ガザとミシガン』
    maturi
    maturi 2023/12/16
    バイデン「私の父が良く口にしていた。シオニストであるのにユダヤ人である必要はない。私はシオニストだ」(ある意味キリストの幕屋イズム)
  • 『デヴィ夫人の風景』

    ウクライナへの支援に個人的に立ち上がったデヴィ夫人に注目が集まった。このデヴィ夫人という人物の周辺風景が興味深い。もちろん、その風景で一番目を引くのが、夫だったインドネシアのスカルノ元大統領だ。 スカルノは、愛に溢れた人物だった。そのため、ソ連を訪問したさいにハニートラップを仕掛けられてしまった。ソ連の諜報当局は、その写真を見せて脅かそうとした。ところがスカルノは動じなかった。そればかりか、その写真をもっとくれと応じた。意表を突かれ、どうするのかと尋ねると、俺の男っぷりの良さを示すために配るのだ、とスカルノは答えた。ソ連の担当者は、これを聞いて脅迫をあきらめた。在モスクワの外交団の間で伝わっている話だそうだ。スカルノらしい逸話だということになっている。 スカルノが愛したのは、ハニートラップのロシアの女性だけではなかった。もちろんデヴィ夫人もその一人だった。だが、スカルノが愛した日人はデヴ

    『デヴィ夫人の風景』
  • 『ウクライナの飢餓の記憶』

    ウクライナ情勢を見ているとロシアのウラディミール・プーチン大統領の片思いが目につく。同大統領はロシアウクライナは一体と考えているようである。ところが、ウクライナ人の多数派は、どうも同意していない。ウクライナの独自性を主張し、独立を守るために命を賭けて戦っている。 両者のギャップの理由は多いが、その一つは間違いなく1930年代の経験である。1929年以降の大恐慌で資主義諸国が大不況にあえぐのを横目に、ソ連が着実な工業化を実現した時代である。ソ連は、その工業化の推進のために欧米からの機械設備の輸入が必要だった。どうやって、その輸入代金をまかなったのだろうか。それは、穀物の輸出によってである。豊かな穀倉地帯のウクライナの小麦が輸出され、ソ連の工業化を支えた。その工業力が1940年代のドイツとの戦争での勝利をもたらした。 しかし、当時の独裁者・ヨセフ・スターリンは、小麦の輸出量を増やすためにウ

    『ウクライナの飢餓の記憶』
    maturi
    maturi 2022/04/12
    オーウェル
  • 『新型コロナウイルスとたたかう移民たち』

    新型コロナウイルスワクチンがイギリスで認可され、注目されている。90%以上の効果が期待できるとの報道だ。開発したのはドイツに拠点を置くバイオンテックとアメリカの巨大製薬会社のファイザーである。バイオンテックのウグル・サヒンCEO(最高経営者)の言葉は、「私は、ワクチンがコロナウイルスのパンデミックを終わらせることができると確信しています」と力強い。ワクチンは、バイオンテックとファイザーという二つの会社の提携の成果である。両社の企業の経営者が興味深い。バイオンテックのCEOのウグル・サヒン博士は、2020年1月に中国のウーハンで新型コロナウイルスが広がっているとの情報に触れると、これがパンデミック、つまり全世界的な大流行に広がる可能性を直観した。そして、ただちに他の研究を停止して、ワクチンの開発に全社をあげて取り組む決断を下した。 この「ただちに」が当にただちにであった。というのはサヒン博

    『新型コロナウイルスとたたかう移民たち』
    maturi
    maturi 2021/01/18
  • 『クーデターでは勝てない/消し去れぬイスラム』

    選挙に勝ったイスラム系の政党が権力を奪われるのは今回で三回目になる。一回目は1992年である。アルジェリアでイスラム救国戦線が選挙に勝ちそうになった。1962年にフランスから独立して以来、一貫して権力を独占した民族解放戦線の腐敗に国民が嫌悪感を示したからである。ところが軍が介入して選挙を中止し実権を掌握した。日を含む国際社会はイスラム主義政党よりは軍事クーデターがましだとの立場から、この軍事政権を支援した。アルジェリアは、その後に血で血を洗う内戦に突入する。死者の総数は10万とも20万とも言われる。やがて流血に疲れた国民の間で和解が成立し、内戦は一応の終結を見た。しかし、和解に参加しない勢力も残り、内戦の火は完全には消え去っていない。その残り火が燃え上がり今年始めのイナメナスの天然ガスの生産施設での人質殺害という悲劇を引き起こした。イナメナスの悲劇の根は、1992年のクーデターにある。そ

    『クーデターでは勝てない/消し去れぬイスラム』
    maturi
    maturi 2013/07/11
    ”選挙に勝ったイスラム系の政党が権力を奪われるのは今回で三回目”(1992@アルジェリア、21世紀初パレスチナ、2013エジプト)
  • 『オバマの暗殺をイスラエルの政策オプションと論じたユダヤ系週刊誌の発行人が辞任』

    アメリカ南部ジョージア州のアトランタで発行されている週刊誌『アトランタ・ジューイッシュ・タイムズ』の発行人で所有者でもあるアンドリュー・アドラーが、13日に「あなたならどうする?」という記事を同誌に掲載した。その中で、イランとハマスとヘズボッラーの脅威にさらされているイスラエルを守るために三つの選択があると論じた。第一はハマスとヘズボッラーに対するイスラエルの先制攻撃、第二にイランに対するイスラエルの爆撃、そして第三にイスラエルの諜報機関によるオバマの暗殺である。そして後継者のバイデン副大統領にアメリカの軍事力でイスラエルの敵を壊滅させる。 この三つ目の選択が、内外のユダヤ系と非ユダヤ系のメディアに取り上げられ大きな話題となった。特にユダヤ系の人々は、こうした無責任な言動は、イスラエルの安全ばかりでなくアメリカと世界におけるユダヤ人の地位をも脅かすと激しく反発した。批判の先頭に立ったのは、

    『オバマの暗殺をイスラエルの政策オプションと論じたユダヤ系週刊誌の発行人が辞任』
    maturi
    maturi 2012/02/02
    ”~は謝罪し、「どのような反応があるか見たかった」と「説明し」、23日に辞任を” まさにこれ→http://asciiart.seesaa.net/article/12171723.html
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