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ブックマーク / bakuhatugoro.hatenadiary.org (5)

  • 現在の真に重要な論点について - ぼうふら漂遊日記

    このところ自分の過去の文章を、SNSにリンクしなおす為にいくつか読み返していて思ったのだけれど、かつては僕の言っている程度のことは、社会での経験とで学んだ理念の量が極端に逆転しているようなごく狭い出版業界やアカデミズムの派閥内部ならともかく、普通に生活していた人は、音では決して少なくない割合で同感してくれていたはずだ。 ただ、多くの人は、日々の生活の中で何となくそう感じているだけで、自力で考えて、理路を踏まえてそれを選んだり、意識的に肯定したりしていたわけではないから、世の風潮や思潮の潮目が変わって、上から「そう感じては駄目だ。その感じ方は間違いだとわかった」と宣言されると、簡単にそれもそうかと思ってしまうのだ。そして、それが一旦全体の多数を占めてしまうと、そう考えない人間がいると不安になったり、揺さぶられてイライラしたりして否定せずにはいられなくなる。今、起きている、ウォーキズムとか

    現在の真に重要な論点について - ぼうふら漂遊日記
    maturi
    maturi 2022/12/09
    暴力や闘争の禁止は、弱者に好都合に見える外見と逆に、弱者から最後の自立のよすがを奪う。
  • クリード チャンプを継ぐ男 - ぼうふら漂遊日記

    新宿ピカデリーにて。 公開2週目に入ったばかり。それも年の瀬の劇場としてはやや淋しい入り。 それでも、「いったいいつまでロッキーにしがみつくんだ?」とさんざん呆れられながら、蓋を開ければ『ロッキー・ザ・ファイナル』を胸に沁みる佳作に仕上げたスタローンが受け入れた企画なのだからと、確固たる信頼を持って臨んだ。 正直、脚はやや散漫だったと思う。アポロの私生児であり、同時に母親も失って親戚や施設をたらい回しにされながら育ったアドニスが、父親にどんな複雑な感情を持っているのか。 アポロの正に引き取られ、まともな教育も受けて大企業で働いている彼の中で何が、激しく闘争心を駆り立てるのか、詳らかには語られない。 そして、アポロに対するこだわりはそのままに、彼のライバルで親友だったロッキーをすぐに頼る展開は駆け足過ぎるんじゃないか。 彼の頼みに一度は躊躇するロッキーが、どういうきっかけで彼を受け入れる

    クリード チャンプを継ぐ男 - ぼうふら漂遊日記
  • 斉藤和義「ずっとウソだった」に対する、いきものがかり・水野良樹さんの意見について - ぼうふら漂遊日記

    まぁ、びくびくして言えないのもなんか違う気がするしな。昨日はそれでもんもんとしていたけど。俺は斉藤和義さんの音楽が大好きだけど、「ずっとウソだった」は大嫌いだよ。 自分の主張を保身することなく自分の方法論でまっすぐに発信するという行為に対する賞賛と、主張そのものに対する是非は、別に議論されるべきことなんじゃないかなと、僕は感じているんです。その混同は、いたずらに”正義”を生むだけなんじゃないかなと。すみません、まだ整理できていません。 (1)そもそも僕は音楽政治的な主張、姿勢(斉藤さんの場合は、怒りでしたが)を直接的に乗せることについて、とても懐疑的な人間です。 (2)いや、もちろんそもそもある一定の範囲の音楽が、政治的な主張とともに成り立ってきたというのは頭では理解していますし、自分が作った曲も、すごく広範な視点で見れば、それらと同類の恣意性を放ってしまうということからは逃れられません

    斉藤和義「ずっとウソだった」に対する、いきものがかり・水野良樹さんの意見について - ぼうふら漂遊日記
    maturi
    maturi 2022/12/04
  • 2009-12-20

    『宇宙戦艦ヤマト 復活篇』、日劇の周囲に列を作って徹夜…まではしないまでも、初日に駆けつけてみると物凄い長蛇の列(みんなの目当てはほとんど『ワンピース』)。一時間半余裕を持って行ったのだが全く足りず、イレギュラーな人手に劇場の誘導措置も遅れて冒頭5分を見逃してしまった。 予告映像のバタ臭い湖川キャラや、ゲームみたいな戦闘シーンの平板で無機的な印象、石原慎太郎原案のストーリーにアルフィーの主題歌と、キツい出来は重々覚悟して、映画として、現在の表現として最低レベルであったとしてもそれはそれと呑み込んで、大スクリーンで勇壮な『ヤマト発進!』を観るだけで良しとしよう、くらいの気持ちで出かけたつもりだったのだが… 人間、どうしたって無意識レベルの「盲目の希望」みたいなものは捨てきれないものなのか、やはり実際に目の前で展開されるものを見てしまうと辛かった。正直、事前の予想を遥かに超えたダメージだった。

    2009-12-20
    maturi
    maturi 2013/06/20
    ククルスドアンの島 | ボトルショー|
  • 『キック・アス』最高だった。 - ぼうふら漂遊日記

    『キック・アス』期待を大きく超えて素晴らしかった。 ダメ男のペーソス系青春映画と、荒唐無稽な劇画アクションヒーローものという、どちらにしろフォーマットが出来あがり過ぎて、自家中毒の臭みを引きずりがちなジャンル映画分の企画を、強引に一に纏めることで、現実との緊張関係を復活させて生々しく蘇らせた快作。 こうした所謂ボンクラ映画というのは、想定している客と作り手が初めからキャッキャ慣れ合ってる感じが伝わっちゃうと、「男ならもっとでかいものと戦えよ!」と、どうにも冷めてしまう。「正義」とか「ヒーロー」とか、ただ無邪気に信じるだけでは馬鹿馬鹿しくも、鼻持ちならなくもなるものを、根っこのところでは渇望し、信じたがっていることを、作り手が気で引き受けてなきゃ駄目(外からの茶化しに終わると、当人の臆病を露呈して小賢しいだけだ)。 かといって、ただストレートに真正面からリアルに向き合うと、当然ながら

    『キック・アス』最高だった。 - ぼうふら漂遊日記
    maturi
    maturi 2011/01/01
    正気にては大業ならず、の狂気者が少なくとも5人出てくるのでid:xx-internetの人が好きそうな作品だと思った
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